コード | 1098 |
授業科目 | レファレンスサービス演習 |
担当者 | 増井 史子 |
開設学部学科 | 文日文 |
科目区分 | 専門教育科目 |
開講クラス | 日2 |
開講期 | 前期 |
単位数 | 1 |
履修上の条件 | 司書資格科目必修 |
履修者数上限 | 40人 |
授業の目的およびねらい |
司書資格のための科目であるが,この科目での実習を通じて,自分自身が調べ物をする際により適切な探索が行えるようになることを目的とする。また,自分自身が全く興味を持っていない分野についても,放棄しない姿勢を養うことを目的とする。 |
授業の概要 |
原則として毎回実習を行う。最初に,当日の課題や調査時に注意すべき点について解説を行う。続いて図書館内で実習を行ってもらう。最後に調査結果を全員で検討してゆく。教員が提示した課題に対して,より正確で理解しやすい資料を探せるような方法を一緒に探る。また,出版物に対しても,同じ事実に対して複数の回答や見解が存在することを常に意識して資料を探せるような資料の見方を養う。 |
授業計画 |
第1回:オリエンテーション+レファレンスサービスとは何か 第2回:レファレンスサービスを行う際に注意すべきこと 第3回:実習(ことばを調べる-国語辞典と百科事典-) 第4回:実習(ことばを調べる-漢和辞典と百科事典や電子辞書-) 第5回:実習(地名や人名を調べる-日本や東洋-) 第6回:実習(地名や人名を調べる-西洋-) 第7回:実習(歴史的事実を調べる-歴史事典や地図-) 第8回:実習(ちょっと前のことを調べる-新聞・新語辞典-) 第9回:実習(名古屋と沖縄はどちらが暑いか-理科年表や統計資料-) 第10回:実習(文学作品のモデルや登場人物を調べる-フィクションかノンフィクションか-) 第11回:実習(目的の資料はどこにあるのか-本や雑誌の探索方法) 第12回:実習(学術的な内容を調べる) 第13回:実習と解説(インターネットとそれ以外の資料の使い分け) 第14回:レポートについての解説と一部作業 第15回:期末試験(レポート提出) |
評価方法 |
毎回のレポート(出席点を含む)60% 期末レポート40% 期末レポートについては,テーマの設定が大学生のレポートとしてふさわしいか,探索方法が授業内で教えた内容を踏まえているか,さらに自分なりに内容を発展させているかを採点の基準とする。課題を毎回提出してもらうため,遅刻や欠席はやむを得ない事情が無い限りしないこと。 |
テキスト、教材、参考書等 |
参考文献 図書館のプロが教える<調べるコツ> 浅野高史+かながわレファレンス探検隊 柏書房 2006 まちの図書館でしらべる まちの図書館でしらべる編集委員会 柏書房 2002 情報と文献の探索 第3版 長澤雅男 丸善 1994 情報源としてのレファレンスブックス 新版 長澤雅男 石黒祐子 日本図書館協会 2004 |